素材の質感を活かす設計施工【後編】
建築家・稲沢謙吾×河合昭知
河合工務店の新しいモデルハウスが愛知県一宮市に竣工した。設計者は、東京に椙(すぎ)設計室を主催する稲沢謙吾氏。河合工務店の施工力だからこそ挑戦できる設計を目指した。河合社長と建築家稲沢氏の答えは、木の本来持つ質感をそのまま生かした設計計画。難しい「設計」「施工」に敢えて挑むモデルハウス建築となった。
河合工務店の新しいモデルハウスが愛知県一宮市に竣工した。設計者は、東京に椙(すぎ)設計室を主催する稲沢謙吾氏。河合工務店の施工力だからこそ挑戦できる設計を目指した。河合社長と建築家稲沢氏の答えは、木の本来持つ質感をそのまま生かした設計計画。難しい「設計」「施工」に敢えて挑むモデルハウス建築となった。
河合工務店の新しいモデルハウスが愛知県一宮市に竣工した。設計者は、東京に椙(すぎ)設計室を主催する稲沢謙吾氏。河合工務店の施工力だからこそ挑戦できる設計を目指した。河合社長と建築家稲沢氏の答えは、木の本来持つ質感をそのまま生かした設計計画。難しい「設計」「施工」に敢えて挑むモデルハウス建築となった。
美しい器に住むことで、暮らしの時間が豊かになるのだと思う。住まいの器が美しいと自然に暮らし方も美しくなるような気がする。今までにない物の見方や感性が生まれてくると、楽しい暮らしのバリエーションが増えてくるものだ。ちょっとした暮らしのシーンだからこだわって過ごしたいと思う。
美しいという要素は、住宅にとって大切な性能の一つだと思う。人はモノを大切にする時、いつまでも飽きのこないデザインと住んでいて楽しいという品質を求めるのだと思う。建築物のみならず、名車と呼ばれるものや美術品に至るまで様々なものがデザインと共に残されてきた。美しいものは残すに値するものなのだから。
N9デザインが挑戦したモデルハウスは、「設計」と「性能」と「技術」の関係性の中でつくられている。G3の住まいづくりは、これらの要素の何が欠けても成り立たない。ただ、性能の良い住宅をつくるということにとどまらないブランドがN9デザインだ。
中澤勝一建築のN9designモデルハウスが、どのようなコンセプトで作り上げられてきたのかを解剖する。HEAT20 G3のスペックを採用した理由は、「豊かな暮らし」を提供するための手段である。性能×設計×技術から生み出される住まいの価値を体感できるモデルハウスとなった。
森田氏は敷地の特性を活かしたモデルハウスの設計を求め、建築家・河添氏は畑の隣という環境を建築家の感性で捉えにいく。畑という環境をプライバシーの阻害要因と捉えるのかどうかがポイントとなったプロジェクトである。
狭小地で隣家が迫る敷地条件で、モデルハウスの設計プロジェクトが始まった。設計力という魅力を伝えたい森田氏の狙いを込めたモデルハウス計画。建築家・戸高氏はこの狭小という敷地条件の中に可能性を見い出していく。
リビングの定義は何か?家族の団らんの場、一般的にはソファーやテレビを置いて寛ぐ空間のことを言うのだろう。しかし、建築家・飯塚氏の設計にはそのような定義は無いのかもしれない。住宅という限られた大きさの中に最大限の寛ぎをインストールする。その居場所の可能性を、飯塚氏とゼルコバデザインの日高氏は考察する。
ここは愛知県東海市の閑静な住宅街。河合工務店の小林氏の自邸を建てるプロジェクト。もともと祖母が所有していた畑を利用し住宅計画が始まった。設計者は田辺真明建築設計事務所の田辺氏に白羽の矢が立った。祖母の畑だった土地の面影を新たなプロジェクトの中にもコンセプトとして残したいと考えた。
今回のプロジェクトの設計者はn+archistudioの中村文典氏。中村氏は福岡で設計事務所を構え、福岡のみならず全国で数多くの設計に従事している。バイクや車、キャンプなど数多くの趣味を持ち、あらゆる感性にアンテナを伸ばしながら幅広い見識を武器に設計をしている。
建築家・田島則行氏は、千葉工業大学の准教授として教鞭をとりながら、一級建築士事務所テレデザインを主催している。住宅を中心に数々の賞を取りながら、団地再生などの様々な観点から暮らしにアプローチする。著書も執筆するなど活躍の幅を広げている。