
ロケーションを活かす
建築家・河添甚
公道から私道に入り、道の一番奥の敷地が今回の計画地。実際に足を運んでみると公園が西側に接する開けた土地だった。公園の桜の木が隣接する景観の良い敷地。このポテンシャルをどのように活かすかが設計のポイントとなった。

公道から私道に入り、道の一番奥の敷地が今回の計画地。実際に足を運んでみると公園が西側に接する開けた土地だった。公園の桜の木が隣接する景観の良い敷地。このポテンシャルをどのように活かすかが設計のポイントとなった。
7年前に建築されたクレイルのモデルハウス。色あせないモデルハウスの設計は、建築家矢橋徹の感性から生み出された。感性は最も説明のしづらい言葉だ。矢橋氏は、その「感性」を形にし、その感性を言葉として「言語化」していく。
住宅密集地では高低差だけでなく光の取り込み方やプライバシーの配慮など検討すべき課題が多い。建築家・河添甚氏がどのように土地と向き合い家族の要望に対して答えを導き出したのか?横浜に竣工した物件を訪ね、設計と暮らしについて回想する。
建築家・河添甚氏。彼は「土地との対話」を大切にする。彼は、その土地の持つ背景や、弱点、課題、隣地との関係性など様々な要素を実に細かく分析し、設計に取りかかる。「土地の記憶に寄り添う建築家」という表現がぴったりかもしれない。